2台の車が連なって走ると(その1)

今朝通勤の途中で、同じ会社に勤めてる人の車と縦に並んだ。
信号待ちに引っかかるたびにバックミラー越しにバツの悪そうな笑いを浮かべながら牽制しあっていたが、途中の信号に僕だけ引っかかって置いてけぼりにされてしまった。
僕が職場についたときはその人はもうメールの返事書いてた。


置いてけぼりにされたときに思いついたことがちょっと不思議だったんだけど、帰り道にもう一度考え直して納得が行くまで30分くらいかかっちゃった。
自分としてはちょっと面白かったんで書いてみる。

問題:縦に並んで走っている2台の車があるとする。2台の車は同じ加速度・同じ最高速度・同じブレーキ性能で、同じ判断を行うドライバによって運転されているとする。つまり同じ条件下では2台はまったく同じように運行される。
ここで、この2台の車が縦に連なってある地点をスタートし、同じ道のりを信号のある一般道を通って同じ目的地に向かって走ることにする。スタート地点とゴール地点にラインを引き、この2台の車がこの2本の線の間を通過するのにかかった時間を計測することにする。
この2台の車それぞれがこの道程を走るのにかかる平均的な時間は、2台が同じように運行されている限り同じ値になるはずな気がする。
一方で、スタート地点通過時には2台がほぼ縦に連なっているのに、ゴール地点では2台目だけが途中の信号に引っかかることによって大きく差が開くことが考えられる。
また、2台は同じように運行されているために2台目が1台目を抜くことはない。
すると2台目が1台目より長い時間かかってゴールにたどり着くことはあっても逆はないということになる。
つまり、かかった時間の平均はなぜか2台目の方が1台目より長くなってしまうのだ。
これはなぜだろう。

気づいてしまえば単純というか、30分も気づかなかった僕が間抜けなのかもしれない。
一応もったいぶって明後日くらいまで解答は秘密。
みんなが「こんなの簡単だろバーカ」とか思ったらイヤだなあ。