アキバ系

僕は山本梓の出ている番組はかかさず見ているのだが、昨日も週末に録画したテレビ番組を見ていた。
すると、またしてもアキバ系の人がばかにされる番組をやっていた。最近多いなあ。
今回の主旨は、メイド喫茶で本物のグラビアアイドルがウェイトレスをやっていた時のアキバ系の人々の反応を見るというものだった。
このグラビアアイドルに山本梓をもってくるところが微妙なとこだ。

秋葉原マップさんでわりと詳しい番組内容を掲載しているので、興味のある人はそちらを参照のこと。
今回も例によってアキバ系の人たちの奇怪な言動を見たスタジオの人たちが「キモ〜い」などとこき下ろす内容だ。
相変わらずバカにされまくっておるね。
ちなみに中盤のふくよかなアキバ君は嘉陽愛子のファンだと言っていたが、嘉陽愛子山本梓シブスタで一年間共演しているのでおそらく山本梓にも気づいていたに違いない。


ここでアキバ系とは何か考えてみる。
例えば僕はアキバ系なのだろうか。
試しに職場の人に聞いて周ったところ、3,4人にひとりくらいが「完全にアキバ系」と答えてくれた。
一方、「まるでそんなことない」と答えてくれた人の多くはあまり深く付き合っていない人たちだった。
つまり僕は外見からは分かりにくいタイプのアキバ系だということなのだろう。
予想の範囲ではあるが、若干残念な結果だ。
ここで「残念な結果だ」と思ってしまうところがけっこうポイントで、つまり僕自身もアキバ系というのはマズい人たちだと考えているということになる。
実際のところ「○○君って渋谷系だね」と言われたら嬉しいかどうかは人によると思うが、「○○君ってアキバ系だね」と言われたらまず間違いなく残念なはずだ。


僕が考えるに、アキバ系には弱い意味でのアキバ系と強い意味でのアキバ系があるのではないかと思う。
弱い意味でのアキバ系というのは、「アキバ系に分類される趣味を持っている人」のことだ。
僕はこの範疇に入っていると信じたい。
ここでアキバ系の趣味とは、アニメ・漫画・パソコン・ゲーム・コスプレ・ガンダムなどを指す。
そして強い意味でのアキバ系というのは、「アキバ系に分類される趣味以外なにもない人」である。
この範疇の人たちは趣味が価値観の中心にありすぎて、他人の価値観と齟齬をきたしているということに気づいたり対処したりすることが出来ないことが多い。
その結果、他人とのコミュニケーション、ひいては社会生活に重大な問題をきたしている。特に本人がそれを問題だと感じていない場合、傍から見てもあからさまにマズい状態になっているケースもまま見受けられる。


結局のところアキバ系とそうでない人の境界はどこにあるのだろうか。
大雑把にアキバ系の趣味を持っている人ということにしても、たとえば漫画をまるで読まない人というのはあまりいないように思う。
そうすると線引きはけっこう難しくなる感じだ。
少し考えてみたが、次のセルフテストでだいたい区別がつけられる気がするがどうだろうか。

 アキバ系テスト:
 あなたはアキバ系の人がバカにされている番組を見ると、「あそこでバカにされてるのがオレだったらいやだなあ」と思ってしまう。
 → YESの人はアキバ系