ストレスフリー教育

先週読んだ記事だけどこれ
 赤ペンは威圧感が大きいと、「紫ペン」採点が増加 米の学校
内容はまあ

ワシントン(AP) 米国の学校では、このところ赤ペンによる採点が見直されている。赤だらけになって返ってくる答案用紙は子どもへのストレスが大きい、と異議を唱える保護者が増え、その結果、紫色のペンで採点する先生が増えている。

ということなんですが、これってどうなんでしょうかね。
どうも最近、子供にストレスを与えないようにとか叩かないようにとか本人に考えさせるのが重要とかカッコイイことばっかり言われてる気がする。
こうやってストレスを与えないように大事に大事に育てるのってすごくまずい気がする。


こんなに大事に育てられた子供でも、そのうち社会に出なきゃならなくなる。
でも社会は別にその子たちにストレスを与えないようにとか誉めて育てようなんてしてくれるワケがない。
社会は言うまでも無く理不尽なもので、自分のせいじゃなくても責任をかぶらされることもあるし力があるものには黙って従わなくてはならないこともある。
社会に出て初めてそのようなストレスにさらされる人は果たして対処できるのだろうか。
さしたる根拠も無く言うのもなんだが、ストレスに曝されることでしかストレス耐性をつけることは出来ない気がする。
これまでに理不尽な先生や自分でのせいはない逆境などに遭うたびに、なんとか自分の力で状況を変えていこうという努力を払うことを覚えてきたと思う。
まるで意味の無いような校則に従ったりするのだって、社会に出たら理不尽でも従わなければならないルールがあることの予習みたいなもんだ。
別に殴られたおかげで打たれ強くなったからといって殴った人に感謝するつもりは無いが、学校でストレス耐性をつけなかったらどこでつければいいのだろうか。
むしろ学校では怪我しない程度に殴ったりテストの順位を廊下に張り出したりするくらいのほうがいい。