スキーウェア

一つ前の記事でも書いたけど土曜日はスキーに行って来た。
実に3年ぶりだったのも心配だったけど、それよりも去年から顕在化してきた腰痛が心配だった。
実際に初心者にアドバイスしながらチンタラ滑っていたにも関わらず帰ってきた頃にはちょっとぎっくり腰が出そうな感じになっていたので、もう少し背筋なんかを鍛えないといけない。


土曜日の猪苗代湖周辺は非常にいい天気で、日中の気温はおそらく15度以上だったと思う。
風もまったく無かったのでちょっとでも動くと汗が吹き出てくるほどだった。
僕は暑くなると予想してTシャツ一枚で滑っていた上に初心者にペース合わせていたのだが、それでも汗が滴り落ちるほどだった。
当然他の人たちは大汗かいてたし、食堂などでもみんな暑い暑いとウェアをはだけたりしていた。
それでもみんなスキーウェアを着て滑っていて、ゲレンデを見渡しても僕以外にTシャツで滑っている人は1人もいない。
スキーウェアの目的は防寒なので、温かさが逃げないようなテクノロジーがモリモリ使ってある。
つまり寒いときに着てこそスキーウェアは合目的的であると言える。
暑いときにスキーウェアを着るのは、本来の目的を逸脱して着ること自体が自己目的化していることになる。
みんなはスキー場ではスキーウェアを着るものと言う先入観から逃れられないのでこのように本末転倒な状態になっているのだ。
そう判断した僕は大汗をかいて暑い暑いと言っている同行者に「スキーウェアを脱いでみてはどうか」と提案してみた。
「でもグローブやブーツと色合わせてあるんですよ」