個人情報保護の徹底

昨日アルツ磐梯スキー場で出会った愉快な話。
僕の友達がみんなの代表でチケット買いに行って、30分も戻ってこなかったので理由を聞いたら以下のようなわけだった。
ちなみに予備知識として、

  • アルツ磐梯では会員登録制度がある。前もってウェブサイトで住所指名などを登録しておきその時の登録番号を持っていくと、会員証が発行され割引きが受けられる。
  • 会員登録申し込み証をその場で書いても会員登録と割引きが受けられる。

以下伝聞。

友人の前に並んでいた20歳前後の茶髪の少年(以下、ガキ)「あのさあ、なんとかカードの申し込みしたんだけどさあ、なんかおいてきちゃったんだよねぇ」
窓口のお姉さん(以下、お姉さん)「登録番号のことですか」
ガキ「ああ、それそれ。おいてきちゃったんだよ」
お姉さん「それでは照会できませんので新規に申し込んでいただいてよろしいですか」
ガキ「ハァ?いいじゃんそれくらい」
お姉さん「でも登録番号がありませんと照会できませんので」
ガキ「じゃあオレがウソついてるって言うの?ちゃんと申し込んだんだよ!」
お姉さん「そういうことでなく登録番号を元に会員証を発行しておりますので新しく申し込み書を書いていただきたいのですが」
ガキ「あぁ?じゃあオレがホームページで打ち込んだ個人情報はどうなんのよ?」
 (3分経過)
ガキ「じゃあ俺は個人情報もう一回書かなきゃいけないってワケ?ハァ?」
 (5分経過)
ガキ「じゃあアルツはさぁ、俺の個人情報もっていったクセに会員証は発行しないって、そういうこと?」
 (10分経過)
ガキ「アルツはさあ、俺に会員証は渡さないで俺の個人情報は勝手に使おうってことなの?あぁ?責任者出せよ責任者!」
 (15分経過)
お姉さん、押し切られて検索始める。
登録番号以外での検索機能がないらしく、登録日時などで目安をつけて一件一件確認している。
 (20分経過)
お姉さん「お客様の会員証は発行済みとなっているようですが」(すげえ怒ってる)
ガキ「ああ、じゃああれじゃん。俺のダチが気を利かせて俺の分も番号持って来て受けとったんじゃん」
お姉さん「そういうことですと、会員証は一枚しか発行できませんので」
ガキ「おい、ダチが受け取ったとしても俺は受け取ってねえんだよ」
お姉さん「では再発行扱いとなりますので再発行願いに記入してもらえますか」
ガキ「ふざけんじゃねえよ!さんざん待たせといてなに言ってんだよ!大人一枚って言ってんだろバーカ!」
ガキ、1万円札を丸めて投げつける。

というようなやり取りがあって後ろの人たちは全員ひたすら待たされたらしい。
マスコミのたゆまぬ啓蒙によって個人情報の大切さがこのような社会階層にまで浸透していることに深い感銘を受けた。