セレブは金持ちと言う意味ではありません

セレブという言葉が小金持ちの家でオシャレに暮らしてる人という意味になってしまったのはいつからだろうか。
元々はcelebrityを指しているので当然有名人と言う意味だが、叶姉妹あたりと一緒に使われ始めたんであーゆー煌びやかなライフスタイルと結びつけて適当に解釈されちゃったんだろうな。
ここなんか見るとセレブという言葉の解釈をかなり絞ってあって、どうやらなんの芸も才能も無いけど有名人と言うこと自体が職業になってる人という感じに受け取ってるみたい。

同様に日本では痩せることをダイエットと言う。
痩せたり運動で引きしめたりするのはシェイプアップでダイエットというのは食事療法のことのはずだけど、「ダイエット=痩せること」というのはもうすっかり定着してしまった。

ここら辺に対して僕の対処法は日常的には「自分では使わないけど他人が使ってるのはスルー」だ。
言ってもどうせ通じないし。


これが日常じゃなくなると話が変わってくる。
技術者なのにテクノロジーに関する言葉遣いがいいかげんなやつがとにかく多いのだ。
例えば今日実際にあった会話
「あのさあ、Excelでフォームあるじゃん」
 「まあ、あるとしましょう」
「フォームの中にボックスを作りたいんだよ」
 「ボックスってなんですか?」
「ほら、四角いやつ」
 「そのボックスで何するんですか?」
「字とか入れたいんだよ」
 「じゃあテキストボックスですね」
「そうそう。でそのボックスの中にお客さんの種別があって選べるようにしたいんだよ」
 「選ぶんですか?打ち込むんじゃなくて?じゃあリストボックスかドロップダウンボックスでしょう」
「そうそう。矢印で下に出るやつ。それってどうやって作るの?」
 「フォーム自体はもう作ったんですか?」
「作ったって言うか初めからあるじゃん。このSheet1ってフォームにボックス入れたいんだよ」
 「それはフォームじゃなくてワークシートでしょう」
「どっちでも似たようなもんでしょ」
 「(;´Д`)」
実際はここまで再確認するのに何分もかかる。
一般ユーザなら仕方ないけど、クライアントアプリの周辺で10年以上飯食ってる人がですよ。
初めから「Excelのワークシートにドロップダウンボックスを貼り付けるのってどうやればいいの?」って聞かれたら即答できるのに。
こういう人は言葉遣いが統一されていると言うのがどんなに大切なのか考えないんだろうか。考えないんだろうな。
言葉の定義はなぜ大切かというのは分かってる人には当たり前なんだけど、誤解の余地が無いように話すことで曖昧さを極力排除しようということだ。
一般の人はここらへんを日常的に意識してないから、頼んだものと違うシステムが出来たとか言って暴れだしたり、サポートセンタにまったく意味の分からないクレームを入れてくる。
もちろんユーザが自分の言っていることすら理解出来てないときにそれを察知して確認確認再確認するのはコンサルタントの仕事だし、そのおかげで僕も飯が食えるわけですが。


言葉遣いくらいきちんとしようよ
技術者なんだもの
あいだみつを